脾臓の構造と働き

脾臓の構造と働き

脾臓の構造

脾臓の構造
脾臓の位置は、左の腎臓の上部に位置しています。
脾臓は主に、赤脾髄(せきひずい)と白脾髄(はくひずい)という2種類の組織からなる、長さ約10cm・幅約7cm・厚さ約4cmの楕円形の器官です。

重さは100〜200g程度で、色は暗赤紫色です。

脾臓の機能(働き)
脾臓の主な働きは以下の4つです。

@古くなった赤血球を壊す
赤脾髄の項を参照ください
A血小板の貯蔵
脾臓は全血小板の約1/3を貯蔵しており、必要に応じて血液中に放出する働きがあります。
B赤血球を作る(胎生期など)
おなかにいる赤ちゃんの時期(胎生期)は、赤血球は脾臓や肝臓で作られており、生まれてからは骨髄で作られるようになります。
また、骨髄の病気などによって骨髄で赤血球が作られなくなると、脾臓が代わりに赤血球を作ることがあります。
C抗体を作る
白脾髄の項を参照ください

赤脾髄と白脾髄

赤脾髄について
赤脾髄(せきひずい)には、古くなった赤血球をろ過するためのフィルターのようなものがあります。
通常の赤血球は、柔らかいゴムボールのように、狭い場所でも形を変化させて通過できますが、古い赤血球は、形を変えられるだけの弾力性がなっくなっているので、フィルターを通過できません。

フィルターを通過できない赤血球は、マクロファージ(白血球の一種)などによって壊されます。
そして、壊された赤血球中にある鉄分は、新しい赤血球を作るための材料として再利用されます。

白脾髄について
白脾髄(はくひずい)では、体内へ異物(細菌など)が進入してきたときに、それとたたかう物質(抗体)を主に生成しているBリンパ球(白血球の一種)を作っています。