白内障(2)

白内障の治療方法は様々なものがあります。
ここでは、治療法について少し取り上げてみました。
また、白内障の手術後の注意点なども掲載しましたのでご覧下さい。

白内障の治療について

点眼薬、内服薬
白内障が軽度の場合は、点眼薬や内服薬による治療が行われます。
これらは、目の水晶体の濁りを解消するための治療ではなく、これ以上水晶体が濁るのを防ぐ役割がありますので、白内障を治すことを目的としておらず、進行を止める若しくは遅らせることを目的としています。

手術
現在のところ、視力を回復させるには手術しか方法がありません。
手術の適応に関しては、ご本人がどの程度、生活に不便を感じるかで時期が異なります。
例えば、現在視力が0.7程度でも自動車運転をする方でまぶしいなどの症状で不便に感じれば手術を行うことがありますし、視力が0.3くらいでも生活に支障がないということであれば、様子をみる場合もあります。
現在では、白内障の手術の技術が進歩したため、手術時期が早まる傾向があります。

白内障の手術方法や手術後の注意点など

手術方法について
一般的に、局所麻酔をして、角膜の周りに3〜4mm程度の小さな切込みを作り、水晶体に超音波をあてて柔らかくし、柔らかくなった水晶体を吸い取ります。
そして、水晶体の代わりとなるレンズを移植します。
このレンズは一生取り替える必要はありません。

手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
手術時間は、白内障の状態等によりますが、だいたい15〜30分です。

手術後の注意点
手術直後は、目がかすんだり、充血や涙がでるなどの症状がでることがありますが、通常、数日〜数週間でよくなります。
手術後は本を読んだり、テレビを見たりすることは可能です。
あくまでも疲れない程度に。

手術後1〜2ヶ月は手術によって起こった目の炎症を抑える又、感染症を予防するための点眼薬をつける必要があります。
また、目をこすったり、ぶつけたり、目をおしたりすることは厳禁です。
洗顔も1週間くらいは控えましょう。

めがねを作りましょう
手術によっていれた水晶体の代わりとなるレンズは、水晶体のようにピントを合わせる能力がありません。
そのため、手術後2週間〜2ヶ月程度を目安に、目の状態が落ち着いたら医師と相談して眼鏡を作りましょう。

後発白内障について

手術後、数ヶ月〜数年して、手術の際に残しておいた水晶体の後面の膜(後嚢)が濁ることによって目がかすむなどの症状があらわれることがあります。
これを後発性白内障と呼びます。
後発性白内障は、手術の必要はなく、レーザーを使って簡単に濁りを取ることができます。視力はすぐに回復し、入院の必要もありません。

白内障の予防について

白内障の最大の要因は「加齢」といわれています。
これは、だれもが通る道なので避けては通れません。
しかしながら、人それぞれに進行の度合いが違います。
これは、白内障の進行を早くする危険因子をどれだけ受けているかによって違ってきます。

白内障の危険因子(進行を早めるといわれているもの)には、喫煙・紫外線・遺伝・アルコール・抗酸化物質・糖尿病・ある種の薬物などがあげられます。
そのため、白内障を予防するためには、禁煙や過度な飲酒を避ける、紫外線予防のために、日差しが強い場合はサングラスをしたり、つばの長い帽子をかぶったりして目を保護する、糖尿病の方は血糖のコントロールをしっかり行い、定期的に眼科受診してチェックすることが大切です。