風疹(三日ばしか)

原因ウイルス

風疹ウイルス(Rubella virus)が原因で起こります。

潜伏期間

2〜3週間

※潜伏期間とは
潜伏期とは、体内に病原体が入り込んで、何らかの症状がでる(発病)までの期間です。

風疹(三日ばしか)の症状

発熱、発疹、リンパ節の腫脹が主な症状です。

風疹の発熱は、一般的に軽度で、3日程度続きます。
発疹は、紅色の小さく盛り上がっており、顔や耳の後ろから始まり、体や四肢へと広がってゆきます。
この発疹は色素沈着や落屑(らくせつ)は伴わず、だいたい3日程度で消失します。

リンパ節の腫脹は、発疹出現前からみられることがあり、発疹があるときには著明に認められます。
一般的に全身のリンパ節が腫脹しますが、主に後頭部・頚部・耳後部が目立ちます。
このリンパ節の腫脹は3〜6週間ほどで消失します。

約25〜50%のかたは不顕性感染で終わります。

合併症について
まれに、急性脳症や血小板減少性紫斑病などが起こることがありますが、ほとんどが予後良好です。
また成人の場合、一過性に手の痛みやこわばりなどの関節炎を伴うことがあります。
この関節炎症状は、成人女性に多く認められます。

用語解説

落屑
皮膚が剥がれ落ちること
不顕性感染
病原体に感染しても症状が現れずに知らない間に治癒してしまうもの

先天性風疹症候群について

妊娠前半期に妊婦が風疹に初感染(まれに再感染)したことにより、風疹ウイルスが胎児に感染し、先天異常など様々な症状があわられるものです。

先天異常として、先天性心疾患・難聴・白内障・緑内障・網膜症などがあげられます。
その他の症状として、低体重、髄膜脳炎、黄疸、溶血性貧血、精神運動発達の遅れなどがあります。

先天性風疹症候群を防ぐためにも、女性は妊娠する前に風疹ワクチンをしっかりと接種することが大切です。

好発年齢

学童・生徒

※好発年齢とは
その病気に罹りやすい年齢のことです。

罹りやすい季節

春〜初夏

感染経路

飛沫感染

※飛沫感染(ひまつかんせん)
飛沫感染とは、ウィルスや細菌がくしゃみや咳などで唾液や体液などにつつまれて空気中にとびだして 周囲のヒトに感染させることです。

風疹(三日ばしか)の検査

抗体検査
風疹ウイルスに対する抗体が上昇しているかどうかを見る検査です。

風疹(三日ばしか)の治療

対症療法が中心となります。

※対症療法とは
例えば、風邪を引き起こしている原因菌に対しては特に治療はせず、鼻水や咳などの症状に対して薬で緩和する。

このように、対症療法とは、病気そのものの治療は行わず、病気によってあらわれる症状に対して治療を行うものです。

風疹(三日ばしか)の予防

しっかりと予防接種をうけましょう。
風疹を予防するワクチンについては風疹ワクチンまたは麻しん風しん混合ワクチンをご覧下さい。