日本脳炎

原因ウイルス

日本脳炎ウイルス(Japanese encephalitis virus)が原因で起こります。

潜伏期間

5〜15日

※潜伏期間とは
潜伏期とは、体内に病原体が入り込んで、何らかの症状がでる(発病)までの期間です。

日本脳炎の症状

多くの場合、発熱・頭痛・吐き気・嘔吐などで発病します。

小児の場合下痢や腹痛を伴うことがあります。
それらに引き続き、項部硬直・意識障害・筋強直・振戦・麻痺などがあらわれます。
麻痺は上肢に起こることが多く、痙攣は小児で多くみられます。

日本脳炎は感染しても発病するのが100〜1000人に1人程度で、ほとんどが無症状で終わる不顕性感染です。
しかし発病すると、一般的に日本脳炎の致死率は20〜50%で、死亡を免れた場合でも半数近くは重篤な後遺症が残ります。

用語解説

不顕性感染
病原体に感染しても症状が現れずに知らない間に治癒してしまうもの

好発年齢

乳幼児・学童・生徒・高齢者

※好発年齢とは
その病気に罹りやすい年齢のことです。

罹りやすい季節

感染経路

日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸った蚊(コガタアカイエカ)に刺されることで感染します。

日本脳炎の検査

抗体検査
日本脳炎ウイルスに対する抗体が上昇しているかどうかを見る検査です。

日本脳炎の治療

対症療法が中心となります。

※対症療法とは
例えば、風邪を引き起こしている原因菌に対しては特に治療はせず、鼻水や咳などの症状に対して薬で緩和する。

このように、対症療法とは、病気そのものの治療は行わず、病気によってあらわれる症状に対して治療を行うものです。

日本脳炎の予防

しっかりと予防接種をうけましょう。
日本脳炎を予防するワクチンについては日本脳炎ワクチンをご覧下さい。

また、虫除けスプレーや蚊取り線香などを使用したり、外出時は肌の露出を最小限にするなどして、蚊に刺されないようにしましょう。