水疱瘡

原因ウイルス

水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus)が原因で起こります。

潜伏期間

10〜21日

※潜伏期間とは
潜伏期とは、体内に病原体が入り込んで、何らかの症状がでる(発病)までの期間です。

水疱瘡の症状

このウイルスは伝染力が麻疹に次いで強く、家庭内感染の発症率は90%以上で、不顕性感染は少ないです。

初期症状は、発熱・倦怠感・頭痛などが起こります。
小児の場合は、これらの初期症状はみられないことが多く、初期症状が発疹であることが多いです。

初期症状から1〜2日後に発疹が出現します。
この発疹は、頭皮の部分に最初に現れる場合が多く、その後、体幹部、四肢へと出現します。
発疹は、体幹部に最も多く出現します。
発疹は、痒みを伴い、赤い斑点状から赤い盛り上がった丘疹となり、水疱ができてかさぶたとなります。
また発疹は、気道や鼻咽頭・膣などの粘膜にも出現することがあります。

最初の発疹から5〜7日程度で新しい発疹は出現しなくなり、大部分がこの期間の間にかさぶたとなります。
基本的に発疹の跡は残りませんが、発疹を引っかいて、その部分に細菌が感染したりすると、化膿して跡が残ってしまうことがあります。

合併症について
合併症として、肺炎・心内膜炎・関節炎・脳炎などがあります。
成人が感染すると重症化しやすく、肺炎の合併が多いです。

先天性水痘症候群
妊娠初期に水痘に感染することにより、胎児に低体重、四肢低形成、白内障、小頭症、皮膚瘢痕などの症状があらわれることがありますが、発生頻度は2%程度です。

新生児水痘
分娩前4日〜分娩後2日までに母親が水痘を発症した場合に生まれてきた赤ちゃんにも水痘がみられるもので、この場合、重症化しやすく死亡率も高いです。

用語解説

不顕性感染
病原体に感染しても症状が現れずに知らない間に治癒してしまうもの

好発年齢

乳幼児・学童

※好発年齢とは
その病気に罹りやすい年齢のことです。

罹りやすい季節

12月〜7月(8月〜11月は減少傾向)

感染経路

飛沫または飛沫核による空気感染

※飛沫感染(ひまつかんせん)
飛沫感染とは、ウィルスや細菌がくしゃみや咳などで唾液や体液などにつつまれて空気中にとびだして 周囲のヒトに感染させることです。

水疱瘡の検査

抗体検査
水痘帯状疱疹ウイルスに対する抗体が上昇しているかどうかを見る検査です。
ウイルス分離検査
水疱中に水痘帯状疱疹ウイルスが存在するかどうかを調べます。

水疱瘡の治療

抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑え、症状を軽症化させます。

また、痒みを抑えるために塗り薬を用いたり、二次感染を起こした場合は、抗生物質を用いることがあります。

水疱瘡の予防

しっかりと予防接種をうけましょう。
水痘(みずぼうそう)を予防するワクチンについては水痘ワクチンをご覧下さい。

水痘にかかった場合は、すべての発疹がかさぶたとなるまでは、通勤や通学は控えましょう。