BNP

BNPとは

BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は主に心臓の心室から分泌されるホルモンで、心臓に負荷がかかると増加します。

BNPの働き
@血管拡張作用 A交感神経抑制作用  B利尿作用  Cレニン・アルドステロン分泌抑制作用 D心肥大抑制作用などがあり、これらの作用により、心臓にかかっている負担を軽減させるように働きます。

したがって、このBNPの値が高いということは、心臓に負担がかなりかかっているということになります。

下記に示すとおり、心疾患以外の疾患でもBNP値は軽度上昇を示すことから、一般的に100pg/dl以上(基準値:18.4pg以下)の場合は心臓に何らかの負荷がかかっているため注意を要し、心エコーやレントゲンなど他の検査を実施して心臓の状態を検査することがあります。

また、心不全の治療を行う場合は一般的に200pg/dl以下を目標に治療を行います。

名前の由来
ヒトの場合、BNPは心臓の心室(一部は心房)から分泌されていますが、これは後でわかったことで、最初にBNPが発見されたのが、ブタの脳からだったことから「脳性ナトリウム利尿ペプチド」とつけれらました。

BNPを検査する目的

心不全の診断、病態把握や治療効果の判定、経過観察のために行います。

異常値を示す疾患

増加する場合
・心不全(急性、慢性)
・狭心症 、心筋梗塞
・高血圧
・腎不全
・肝硬変
・甲状腺機能亢進症 など

※一般的に心疾患以外のものは100pg/dl以上を示すことはほとんどありません。
したがって、100Pg/dl以上を示す場合は、何らかの心疾患が存在する可能性があります。

備考
高齢者では高値を示す傾向があります。