骨粗鬆症

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨密度が減少して骨がもろくなってしまう病気です。

そもそも正常な骨では、破骨細胞が古い骨を破壊(骨吸収)し、骨芽細胞が新しい骨を形成(骨形成)しています。
30歳頃までは、骨形成が骨吸収のスピードを上回っているため骨密度は増加していきますが、30歳以降からはそれが逆転し、徐々に骨密度は減少していきます。

骨粗鬆症は、いろいろな要因で上記のバランスがくずれ、骨密度が異常に減少してしまうことによって起こります。

骨はカルシウムで出来ている!?

骨はカルシウムのみで出来ているわけではありません。
骨は、カルシウム、リンなどのミネラルなどで作られています。

又、骨を作るためには、数種類のホルモンやビタミンが関与しています。
主なホルモンは、副甲状腺ホルモン、成長ホルモン、性ホルモンなどです。

ビタミンでは、主にビタミンDやビタミンKがあげられます。
ビタミンD
ビタミンDは、腸からカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
ビタミンDは食事はもとより、日光にあたることによって体内で作られています。

ビタミンK
ビタミンKは、骨を丈夫にする働きがあります。
ビタミンKは、緑黄食野菜や納豆、海草類に多く含まれています。

骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症になる原因は様々ですが、主な原因は下記の通りです。

無理なダイエットをしている人
無理なダイエットによって、食事が偏り、カルシウムやビタミンなど骨を形成する成分の摂取不足が起こります。
その結果、骨を作る成分が不足しますので、骨粗鬆症になってしまいます。
閉経後の女性
これは女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって起こります。
エストロゲンの分泌が減少すると、血液中から骨へカルシウムを取り込む量が減少してしまい、その結果、骨粗鬆症になってしまいます。
やせているヒト
これは太っているヒトよりも骨自体が細いからです。
同じ身長でも、体重が違ってこれば当然、重い体重を支えるために骨も太くなります。
よって、骨密度が同じように減少していけば、結果的に細い骨の方が 骨折しやすくなります。
あまり運動をしないヒト
運動をすることによって、骨に負荷がかかります。
これによって骨の新陳代謝が活発になり、新しい骨が作られます。
運動をしないと、骨に刺激が加えられないので、新しい骨が作られにくくなってしまいます。
その結果、新しい骨が作られにくいため、骨粗鬆症となってしまいます。
ちなみに水泳など水中での運動では、骨への刺激が浮力があるためあまりかからないので、効果は地上で行なう運動より期待できません。
喫煙、アルコールの摂取過多のヒト
どんな病気でもよくないことですが、骨にもよくありません。

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症の症状は腰痛などがあげられますが、ほとんどが骨折によるものです。
そのため、骨折がなく、骨密度が減少している段階では、症状はとくにありません。

骨粗鬆症の予防法

骨粗鬆症の予防法は、まずは、バランスのとれた食事をとることが大切な要素です。
その中でも、特に骨を作る成分である、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKはしっかりと摂取するように心がけましょう。
そして、適度な運動を行なうことも大切です。

骨粗鬆症の食事については、こちらの骨粗鬆症の食事療法をご覧下さい。
運動することによって骨や筋肉が刺激されます。
そうすると、骨が刺激を受け骨密度が増加しますし、筋肉が付き、骨や関節の負担をカバーすることが出来ます。

これらのちょっとした心がけで、骨粗鬆症を防ぐ効果は十分あります。
また現在では、医療機関で骨粗鬆症の検査が出来ますし、骨粗鬆症の治療薬もありますので、気になる方は、医療機関に受診してみてはいかがでしょうか?