痛風・高尿酸血症

痛風・高尿酸血症とは

痛風とは、血液中の尿酸が正常よりも増加し(高尿酸血症)、血液中に溶けきれなくなった尿酸が結晶となり、関節に溜まって炎症を起こす病気です。

尿酸の産生過剰(プリン体食過剰摂取など)や、尿酸の排泄低下(腎機能低下など)によって起こります。

※血液中に溶けられる尿酸の量は、大体7.0mg/dl前後といわれています。
そのため、これよりも数値が高くなると、高尿酸血症となりますし、痛風発作が出る可能性があります。

プリン体って何者?

プリン体とは細胞の中にある、核酸(DNAやRNA)の構成成分の一つです。

そのため、植物、動物など細胞でできているものには必ず存在しています。
そしてこのプリン体が体内で分解されて、最終的に尿酸となります。

痛風の症状・特徴

痛風の症状や特徴は、下記のようなものがあります。

1)関節炎の多くは足の親指。
2)関節の腫れ、発赤、痛み。(かなり痛い)
3)1〜2週間前後で症状は治まる。
4)30歳以降の男性に好発。(女性の場合は閉経後に発症しやすい)
女性の場合は、女性ホルモンが尿酸の排泄を促進させる効果があるため、生理がある間は痛風・高尿酸血症になりにくい。

痛風発作が出たときの対処法

痛風発作があらわれてしまったら、患部を冷やし、痛みのある関節は安静にし、なるべく上げておくようにしましょう。 (マッサージはしてはいけない)
高尿酸血症・痛風はずっと放置しておくと、尿路結石や腎障害を起こすことがあるので注意が必要です。

痛風・高尿酸血症の予防法

痛風・高尿酸血症の予防法には以下のようなものがあります。

1)適度な運動。(運動中も水分摂取は行う・過度な運動は逆効果)
運動は直接的に尿酸値を下げる効果はありませんが、高尿酸血症の方に多い肥満の改善につながります。
2)食事の見直し
痛風・高尿酸血症の食事療法については、食事療法の痛風・高尿酸血症のページをご覧下さい。

痛風・高尿酸血症の治療薬

尿酸値を下げる治療薬の種類は大きく分けて2種類あります。

尿酸排泄促進薬
これは、腎臓の尿細管から尿酸が体内に再吸収されるのを抑制し、腎臓からの尿酸排泄を促進させることによって、血中の尿酸値を下げる効果があります。

尿酸生成抑制薬
これは、プリン体を代謝して尿酸が出来る過程に働く酵素(キサンチンオキシダーゼ)の働きを阻害することによって、尿酸が出来すぎるのを防ぎます。

※一般的に痛風発作時に上記の薬を使用すると、血中尿酸値が急激に低下して、痛風発作がひどくなるおそれがあるため、通常は、痛風発作時は、痛み止めのみを使用し、痛風発作が治まってから、薬を服用して尿酸値を徐々に低下させます。