浮腫(むくみ)

浮腫(むくみ)とは ?

体内の水分は細胞内液(2/3)と細胞外液(1/3)に分けられます。
細胞外液は血液と細胞と細胞の間にある水分(間質液)とに分けられますが、 むくみは、この間質液が増えることによって起こります。

体内の水分の一部は、毛細血管から細胞と細胞の間へにじみでて間質液となりますが、 間質液は、正常ならば、毛細血管から吸収されたり、リンパ管へ流れていったりして一定量を保っているため、むくみが起こることはありません。
しかしながら、何らかの理由で、この一連の作業がうまくいかないと、むくみとして現われてしまいます。

むくみの原因!

浮腫(むくみ)は、ただ単に疲労が原因であらわれるなどの一過性のものから、治療を要する病気によるものなど原因は様々です。

一過性のむくみ
これは、日常の生活の改善ですぐによくなるものです。

長時間の立ち仕事や長時間、同じ姿勢での仕事などによるむくみ
静脈には弁があり、この弁のおかげで立っていても血液は重力に逆らって心臓へと戻っていきます。
しかし、この弁がうまく働かないと、血液は足に溜まり、その結果毛細血管の圧力があがってしまい、毛細血管から細胞の間へ水分が流れ出てしまうのでむくんでしまいます。
男性よりも女性に多いのは、この弁の働きを、足の筋肉が手助けをしているわけですが、男性よりも女性のほうが筋肉量がすくないため、女性のほうが足がむくみやすくなります。
疲労
ホルモンバランスや自律神経の乱れによってむくみが起こります。
塩分の多い食事
塩分をとりすぎると、カラダは浸透圧のバランスを保とうとして余分な水分を溜め込もうとします。
その結果、体内の水分量が増加して結果的に間質液も増加してむくみが現れます。
不規則な生活
ホルモンバランスや自律神経の乱れによってむくみが起こります。
女性ホルモンによるもの
特に月経前は女性ホルモンの一種、黄体ホルモンの影響でむくみやすくなります。
過度なダイエット
体内の水分の浸透圧バランスを保つために必要な蛋白質が減少することによってむくみが起こります。
靴や衣類による締め付けによるもの
靴や衣類によってカラダが締め付けられると、血管も締め付けられるため、血液の流れが悪くなり、むくみの 原因となります。

病気によるむくみ

心臓の病気によるもの
心臓の病気によって、心臓のポンプ作用が低下すると、血液の循環が悪くなり、むくみを生じます。
肝臓の病気
肝硬変など肝臓の働きが低下すると、蛋白質に一種であるアルブミンの生成が低下して、体内の水分 浸透圧がくずれてしまい、むくみを生じます。
甲状腺などの内分泌の病気
甲状腺機能低下症などの内分泌疾患がある場合も、むくみが起こります。
消化器系の病気
消化器系に栄養吸収などを低下させるような病気があると、蛋白質の吸収が低下してしまい、 むくみが起こります。
薬によるもの
薬の副作用でむくみが起こることがあります。
炎症性疾患
細菌などの感染や、アレルギーによってもむくみが起こります。

病気によってむくみやすい部位
・顔 : 腎炎、ネフローゼ症候群、血管神経性浮腫 など
・足 : 静脈瘤、うっ血性心不全、静脈炎 など
・全身 : 腎炎、ネフローゼ症候群、肝硬変、悪性腫瘍、甲状腺機能低下症 など

むくみ対策をしよう!

・足(ふくらはぎ)のむくみ対策
@立ち仕事や同じ姿勢を長時間している仕事のかたは、なるべくストレッチや姿勢を変えるなどして、できるかぎり筋肉をほぐしたり、弾性ストッキングを履いたりするのも効果的です。

A入浴時に脚をよくマッサージしたり、足浴器を使うなどして血行をよくするのも効果があります。

B睡眠時は脚に枕や座布団などでやや高くあげて寝ると効果的です。

・塩分はひかえめに
塩分を控えることにより、体内の水分の浸透圧バランスが保たれて、むくみも改善されます。

・疲れはしっかりとろう
やはり疲労はどんなことにおいても大敵です。

・アルコールはほどほどに
お酒を飲んだ翌朝、顔がパンパンなんてことありませんか。
アルコールもむくみの原因となります。

・適度な運動を心がけよう
運動することにより、自律神経やホルモンバランスが改善されますし、筋力もついてむくみがよくなります。

・ビタミンEを多く含む食品をとろう
ビタミンEは血液循環をよくする作用があるので、むくみには効果的です。