C型肝炎

C型肝炎の原因ウィルス

C型肝炎の原因ウィルスは、C型肝炎ウィルス(HCV:hepatitis C virus)です。

C型肝炎の感染経路

C型肝炎の感染経路は、主に血液からの感染です。

感染経路は下記のとおりです。
@C型肝炎ウィルスが含まれている血液を輸血したことによる感染
AC型肝炎ウィルスに感染している方が使用した注射器や注射針の使いまわしによる感染
BC型肝炎ウィルスが含まれている血液が、傷のある場所に付着したり、医療従事者の針刺し事故による感染  など

※稀ではありますが、C型肝炎感染者との性交渉や母子感染も感染源として存在します。

C型肝炎の潜伏期間

C型肝炎の潜伏期間は、約2〜16週間です。

※潜伏期間とは、菌やウィルスに感染してから、症状があらわれるまでの期間のこと です。

C型肝炎の主な症状や特徴

C型肝炎の主な特徴や症状は、下記のとおりです。

1)急性肝炎
全身倦怠感、嘔気・嘔吐、食欲不振などが現れて、引き続き黄疸がでます。
そしてそこからほとんどの方は、慢性肝炎へと移行します。

※C型肝炎ウィルスに感染しても、必ず急性肝炎となるわけではなく、そのままキャリア状態となり、慢性肝炎へと移行する場合もあります。

2)持続感染(キャリア)・慢性肝炎
C型肝炎ウィルスが体内に入り込み、C型肝炎ウィルスに対する抗体が作られてもウィルスを排除できなかった場合、C型肝炎ウィルスに持続的に感染している状態となります。

この持続感染(キャリア)のときは、C型肝炎ウィルスはおとなしくしている状態ですので特に症状はありません。

又、キャリア状態から慢性肝炎へと状態が移行しても、ほとんど症状はありません。
しかし、慢性肝炎は放っておくと、肝硬変へと移行し、肝がんになる可能性があるので注意が必要です。

※B型肝炎との違いについて
症状などは、ほとんど変わりませんが、B型肝炎の場合は、ほとんどの方が、抗体が産生されて治癒しますが、C型肝炎の場合、抗体が産生されても、感染すると約6〜7割の方が、そのままキャリア状態となってしまいます。

C型肝炎の場合、抗体が産生されてもなぜ、B型肝炎のように治癒しないかというと、C型肝炎ウィルスの場合、ウィルスのカラダの一部がどんどん変化して、その結果、体内では、ウィルスを認識しづらくなり、C型肝炎ウィルスをやっつけるための機能が十分機能しなくなってしまうためです。

C型肝炎の検査

C型肝炎に感染しているかどうかを調べる検査に、一般的に用いられるのが、HCV抗体検査です。

この検査では、血液を採取して、血液中にHCV抗体が存在しているかを見ています。
これで陽性と判定された場合、

 @現在、HCVに感染している
 A以前HCVに感染していたが、今は治癒している

のどちらかということになります。
ですので、もし陽性と判定されたら、そこから詳しい検査を行い、今現在感染しているのか、以前感染していて現在は治癒しているのかを判断します。

いずれにせよ、HCV抗体検査は、血液を採取するだけで検査できますので、気になる方は一度検査を受けられたら如何でしょうか?

C型肝炎にならないために

C型肝炎ウィルスは、おもに血液を介して感染しますので、
@他人の血液や体液は直接さわらないようにする
A性交渉時はコンドームを使用する(性行為で感染することは稀)
などで感染を防ぐことが十分可能です。

※こんなことではうつりません!!

  1. C型肝炎ウィルス感染者との握手や抱擁
  2. C型肝炎ウィルス感染者との入浴
  3. C型肝炎ウィルス感染者との食器の共用
  4. C型肝炎ウィルス感染者との軽いキス
  5. せきやくしゃみ など

以上のように一般的な日常生活ではC型肝炎ウィルス感染者からC型肝炎ウィルスが感染することはありませんので、過剰に対応する必要はありません。

C型肝炎の治療法

C型肝炎の治療には、抗ウィルス療法や免疫療法などがあり、その人の肝臓の状態によって治療が選択されますので、医師とご相談ください。

C型肝炎は、B型肝炎と違い、自然治癒しにくいものですから、C型肝炎とわかったら、なるべくはやく専門医に受診しましょう。
そうすることによって、体内からC型肝炎ウィルスを駆除できたり、慢性肝炎や肝硬変へ移行するのを遅らせたり、食い止めることができます。