予防接種(全般)

予防接種について

予防接種は、対象となる病気の菌やウイルスなどを用いてワクチンを作り、それを体内にいれることによって免疫が作られます。
これによって、その対象の病気から身を守ることができるわけです。

このように予防接種には、感染予防や発病防止などの他に、病気が流行することを防ぐ(病気の蔓延化の防止)目的があります。

予防接種を受ければもう大丈夫?
予防接種を受ければ、対象となる病気にかからないと思われている方がいらっしゃいますがそれは間違いです。
たしかにワクチンを接種することにより、免疫が体内につくられて、対象の原因菌もしくはウイルスが体内に侵入してきてもそれをやっつけてくれます。
しかしながら、ワクチンを打ってもすべての人に十分な免疫量ができるわけではありません。

だいたい感染を防ぐだけの免疫ができる割合は、ワクチンの種類にもよりますが9割程度といわれています。
免疫がつくられても、そのつくられた免疫量が少なかったり、体調がよくないときなどには、かかってしまうことがあります。

ただ、ワクチンを接種してある程度免疫が作られていれば、対象となる病気にかかったとしても症状が軽くすむことが多いので予防接種はしっかりと受けましょう。

予防接種の効果はすぐ発揮されません
予防接種は接種後すぐに効果が発揮されるわけではありません。
ワクチンを接種して、体内で免疫が作られるまでにはある程度の時間が必要です。

ワクチンの種類にもよりますが、通常2〜4週間程度、免疫が作られるのに必要です。

予防接種前の注意事項

予防接種は、体調の良い時に受けるのが基本です。
1)接種当日は、お子さんの体調などを観察し、普段とかわりないかを確認しましょう。

2)接種予定のワクチンについて、市町村からの通知やパンフレットなどを読んで、副反応についてや予防接種の必要性を理解し、わからないことや疑問に思うことは接種時に医師に質問しましょう。

3)母子手帳は必ず持参しましょう。

4)予診票は予防接種を安全に行うためにとても重要な情報となりますので、しっかりと記入しましょう。

5)なるべくお子さんの日頃の状態を把握している保護者が予防接種の会場に連れて行きましょう。

予防接種後の注意事項

1)接種した日はいつも通りの生活で構いませんが、激しい運動は控えましょう。

2)入浴は熱などの症状がなければ構いませんが、接種部位をこすったりするのはやめましょう。

3)重篤な副反応(アナフィラキシーなど)は通常接種後、30分以内におこることが大半のため、予防接種をうけたあと30分間は、接種した会場で様子をみるか、医師にすぐ連絡がとれる状態にしておきましょう。

4)生ワクチンを接種した場合は4週間程度、、不活化ワクチンを接種した場合は1週間程度は副反応がでないか観察しましょう。

予防接種を受けられない者

以下に該当する場合は、予防接種を受けることができません。

1)明らかな発熱(37.5度以上)がある者
2)重篤な急性疾患に罹っている者
3)今回受ける予防接種の接種液の成分によって、アナフィラキシー(ショック症状)を起こしたことがある者
4)急性灰白髄炎(ポリオ)、麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)の予防接種については、妊娠していることが明らかな者
5)その他、医師が接種するのは不適当と判断した者

予防接種を受けるにあたって注意が必要な者

下記にあてはまる方は、ワクチンの接種前に医師とよく相談してから接種するかどうかを判断しましょう。

1)心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気、発育障害などの病気がある者
2)前回の予防接種で2日以内に発熱がみられた者または、全身性の発疹などのアレルギーを疑う症状がでたことのある者
3)過去にけいれんをおこしたことがある者
4)過去に免疫不全といわれたことがある者及び近親者に先天性免疫不全症のかたがいる者
5)接種しようとする予防接種の接種液の成分によって、アレルギーをおこすおそれのある者
6)BCGについては、過去に結核感染者との長期の接触がある者、その他の結核感染のある者

別の種類の予防接種を受ける際の接種間隔

生ワクチン※を接種した場合は、接取した日の翌日から計算して、別の種類の予防接種を行う日までの間隔は27日以上あけましょう。

不活化ワクチン※を接種した場合は、接取した日の翌日から計算して、別の種類の予防接種を行う日までの間隔は6日以上あけましょう。

※ワクチンの種類について

生ワクチンの種類
BCG・ポリオ・麻疹、風疹・おたふくかぜ・水痘(みずぼうそう)
不活化ワクチンの種類
三種混合(DPT)・二種混合(DT)・日本脳炎・インフルエンザ 破傷風・A型肝炎・B型肝炎・肺炎球菌・狂犬病

予防接種による健康救済制度について

予防接種の副作用によって、治療が必要になったり、生活に支障がでるような重い後遺症が残ったりした場合に、給付を受けることができます。

定期予防接種(予防接種法に基づく)と任意予防接種では給付方法などが異なりますので、給付申請の必要が生じた場合は、かかりつけの医師や保健所、住んでいる市町村の担当課へお問い合わせください。