ビタミンB12

ビタミンB12(シアノコバラミン)

ビタミンB12(シアノコバラミン)は、胃壁細胞で作られる内因子と結合し、回腸から吸収されます。

ビタミンB12(シアノコバラミン)の生理作用

ビタミンB12(シアノコバラミン)の生理作用は、以下の通りです。

補酵素作用
DNA合成に必要な酵素のはたらきを助けています。

ビタミンB12(シアノコバラミン)所要量

日本人が1日に必要なビタミンB12(シアノコバラミン)の量

第6次改定日本人の栄養所要量より
 成人男性 : 2.4μg
 成人女性 : 2.4μg
  妊婦   : 2.6μg
  授乳婦  : 2.6μg

ビタミンB12(シアノコバラミン)の欠乏症

ビタミンB12(シアノコバラミン)が欠乏すると、下記のような症状があらわれることがあります。

@貧血症状
たちくらみ・すぐ疲れる・脱力感など

A神経症状
手足のしびれ・ふるえ・意識障害・うつ状態など

B消化器症状
舌炎・食欲不振など

ビタミンB12(シアノコバラミン)が減少する原因

1) ビタミンB12の摂取不足
ビタミンB12は動物性食品に含まれているので、これは主に、菜食主義の方に多いです。
2)内因子の欠乏
ビタミンB12の吸収は、胃で作られる内因子と結合して、小腸 (回腸)で吸収されます。
そのため、胃の全摘手術をされた方や内因子を攻撃してしまう、抗内因子抗体・内因子を分泌する 胃壁を攻撃する壁細胞抗体などがあると、ビタミンB12は不足してしまいます。
3)吸収不良
吸収不良症候群などのように、小腸での栄養の吸収がうまくできない状態でも起こります。
4)胃液の酸度低下
胃液の酸度が低下すると、動物性食品のタンパク質を溶かしにくくなり、タンパク 質中に存在しているビタミンB12をうまく取り出せなくなるので、結果的に不足してしまいます。
これは特に高齢者に多く見られます。

ビタミンB12(シアノコバラミン)を多く含む食品

牛のレバー・貝類・青魚・乳製品・卵など