ビタミンC

ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンC(アスコルビン酸)は、体内に入ると、主に小腸より吸収されて、門脈へと入り、いったん肝臓へと運ばれます。
そしてそこから、全身の組織へと運ばれて使われます。

※サルやヒト、ゾウなどは、体内でビタミンCを作ることが出来ません。
これは、ビタミンCを作るときに必要な酵素(L-グロノラクトンオキシダーゼ)がないためです。

ビタミンC(アスコルビン酸)の生理作用

ビタミンC(アスコルビン酸)の生理作用は、以下の通りです。

1)抗酸化作用
体内で発生する活性酸素を除去する働きがあります
2)コラーゲンの形成
コラーゲンは、皮膚をみずみずしく保ったり、軟骨や血管にも存在し、減少すると、皮膚のトラブルや関節痛、血管の硬化などにつながります。
このようにコラーゲンはとても重要なものですが、このコラーゲンを作るためにはビタミンCはとても必要となります。
3)脂質代謝
コレステロールや脂肪酸の代謝に関与しています
4)チロシンの代謝
チロシンとは、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の原料で、ビタミンCは、チロシンからそれらの神経伝達物質を作る際に必要となります。
5)ニトロソアミンの生成を抑制
ニトロソアミンとは、食べ物の発色剤として用いられている亜硝酸塩とアミンという物質が胃内で反応してできる発ガン性物質です。
ビタミンCは、このニトロソアミンの合成を抑える作用があります。
6)免疫力の増強
細菌やウイルスなどと戦ってくれる白血球やリンパ球の働きをたかめてくれます。
また、ウイルスの増殖を抑える働きのある、インターフェロンの生成を高める働きもあります。
7)生体異物の解毒
解毒は主に肝臓で行われますが、この肝臓での解毒作業時に働く酵素の働きを助けています。
8)鉄の吸収の手助け
植物性食品から摂取される鉄分は主に3価鉄ですが、この3価鉄は、動物性食品に含まれる2価鉄よりも体内での吸収がよくありません。
ビタミンCは、この3価鉄を2価鉄に変えて、体内へ吸収しやすくしてくれます。

ビタミンC(アスコルビン酸)所要量

日本人が1日に必要なビタミンCの量

第6次改定日本人の栄養所要量より
 成人男性 : 100mg
 成人女性 : 100mg
  妊婦   : 110mg
  授乳婦  : 140mg

ビタミンC(アスコルビン酸)の欠乏症

ビタミンC(アスコルビン酸)が欠乏すると、下記のような症状があらわれることがあります。

壊血病
全身倦怠感、皮下や歯肉などの出血、貧血、骨や歯の発育障害など

ビタミンCが不足する原因

ビタミンCは、摂取不足はもちろんですが、たばこや飲酒、紫外線、大気汚染にさらされることで減少してしまいます。

ちなみに、ビタミンCは水溶性ビタミンですので、過剰に摂取しても、尿などから体外に排泄されますので、過剰症になることはありませんが、まれに、過剰に摂取することで下痢を起こすことがあります。

ビタミンC(アスコルビン酸)を多く含む食品

レモンなどの柑橘類・ピーマン・ほうれん草・ブロッコリー・いちご など